我々は子宮体癌におけるMSI-high症例はPD-1/PD-L1経路阻害薬が有効であり、MSI-highの検討が治療効果予測のバイオマーカーとなる可能性を報告した。脱分化型子宮体癌においてもMSI-highが高頻度にみられ、未分化癌部分においては免疫チェックポイント阻害剤の効果が期待でき、従来の抗癌剤治療に組み合わせて使用する複合的治療が効果的である可能性を報告した。PD-L1高発現の子宮頸部腺癌患者に免疫チェックポイント阻害剤は有効である可能性を報告した。卵巣癌において卵巣癌におけるMSI-highの頻度は5%程度であり、多く卵巣癌では他の薬剤と併用する複合的がん療法の必要性が示唆された。
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