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2020 年度 研究成果報告書

ネオアンチゲン誘導マウスモデルを用いた複合的癌免疫療法の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16771
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関島根大学

研究代表者

石橋 朋佳  島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (40643648)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード癌免疫
研究成果の概要

我々は子宮体癌におけるMSI-high症例はPD-1/PD-L1経路阻害薬が有効であり、MSI-highの検討が治療効果予測のバイオマーカーとなる可能性を報告した。脱分化型子宮体癌においてもMSI-highが高頻度にみられ、未分化癌部分においては免疫チェックポイント阻害剤の効果が期待でき、従来の抗癌剤治療に組み合わせて使用する複合的治療が効果的である可能性を報告した。PD-L1高発現の子宮頸部腺癌患者に免疫チェックポイント阻害剤は有効である可能性を報告した。卵巣癌において卵巣癌におけるMSI-highの頻度は5%程度であり、多く卵巣癌では他の薬剤と併用する複合的がん療法の必要性が示唆された。

自由記述の分野

婦人科腫瘍

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣癌では既に免疫チェックポイント阻害薬の奏功が報告されたが、治療効果が特に期待される集団については検討されていなかった。MSIまたはPOLE変異が関連する癌はmutation burden richと考えられるが、当科の研究では卵巣癌におけるMSI-highの頻度は5%程度であった。卵巣癌に対する免疫チェックポイント阻害薬の効果が期待されたが、他の薬剤と併用する複合的がん療法の必要性が示唆された。卵巣癌におけるこれらmutation burden richな腫瘍と免疫チェックポイント阻害薬の効果を検討することは、今後個別化した治療を選択する上で重要であり、今後臨床応用の可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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