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2019 年度 研究成果報告書

子宮内膜症オルガノイドの構築と臨床応用

研究課題

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研究課題/領域番号 18K16817
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分56040:産婦人科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

川畑 絢子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (90594573)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワード卵巣明細胞癌 / 子宮内膜症 / オルガノイド
研究成果の概要

卵巣明細胞癌とその前癌病変である子宮内膜症は, 慢性炎症や酸化ストレスに代表されるがん微小環境を共有している. 子宮内膜症オルガノイドを樹立することで, 子宮内膜症の微小環境に潜む癌化のメカニズムを解明することを本研究の目的とした. 子宮内膜症オルガノイドの樹立に難渋しているが, 子宮内膜症および卵巣明細胞癌組織を用いた遺伝子発現解析の結果, 子宮内膜症では卵巣明細胞癌と比較し間葉系, 炎症に関連する遺伝子発現が亢進していることを確認した. この結果をもとに子宮内膜症の微小環境 (ニッチ) の最適化を図り, オルガノイド培養を継続する.

自由記述の分野

婦人科腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

卵巣明細胞癌は日本人の発症率が高く, 進行癌は予後不良である. 子宮内膜症の時点で卵巣明細胞癌の一部の性質を有するが, 癌化のメカニズムの詳細はわかっていない. 子宮内膜症オルガノイドを通して子宮内膜症-卵巣明細胞癌の微小環境ネットワークを構築することは, 卵巣明細胞癌の新たな個別化治療の開発に応用できると考える.

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公開日: 2021-02-19  

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