好酸球性副鼻腔炎は、難治性の副鼻腔炎であり手術やステロイド薬の投与を中心とした治療法では十分な制御が出来ない場合もあり、病態の解明と治療法の開発が求められている。今回の研究成果は、IL-22が好酸球性副鼻腔炎において制御的な役割を持つ一方で、その受容体の発現が低下することでIL-22の制御作用が低下し、好酸球性副鼻腔炎の増悪へとつながる可能性を示唆している。 この研究結果は、IL-22をターゲットとした好酸球性副鼻腔炎の治療の可能性について示唆するものとなる。今後、IL-22の受容体発現のメカニズムの解明を進めることで、新たな治療法へとつながることが期待される。
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