シラカバ花粉症患者では健常者と比較して Tfh2 細胞が増加していること、アレルゲン免疫療法 (allergen immunotherapy, AIT) が患者末梢血中の Tfh2 シフトを是正し、免疫反応のブレーキである制御性リンパ球を増加させていることが明らかになった。AITの長期継続例の観察では、患者末梢血中の Tfh2 シフトの是正が 12 か月目に明らかに観察されること、アレルゲン免疫療法の継続によって免疫反応のブレーキである制御性 T 細胞を増加させていること、制御性 B 細胞が抗原特異的 IgE 産生を制御している可能性があることを明らかにした。
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