正常酸素下における網膜の血管成長程度の比較をJMJD1A欠損マウスと非欠損マウスで行った。Image Jのangiogenesis analyzer ( Carpentier ,2012 )を用いて、生後5日、生後8日、5週齢において血管密度や血管長など比較したが、有意な差は認められなかった。 次に網膜における新生血管を定量するために酸素誘導性網膜症モデルを作成した。その結果、非欠損マウスと比較してJMJD1A欠損マウスでは新生血管の統計学的に有意な抑制が認められた。また無灌流領域において有意差は出ていないものの、JMJD1A欠損マウスでは低下傾向を認めていた。
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