作製した培養ヒト角膜内皮細胞シートは、in vitroの細胞シートはNa/K ATP ase、ZO-1、Phalloidinが発現し、ヒトドナー角膜と比しても遜色なかった。 異なる角膜内皮細胞密度(500、1000、2000、3000個/mm2)の培養シートを用いてNADH/NADPHの自家蛍光を撮影し、発光を認めた。 内皮細胞のポンプ機能を抑制するouabainを用いて、ポンプ機能抑制による自家蛍光の低下を測定する予定だったが、新型コロナウィルスパンデミックによって研究期間の大幅な遅延が生じた。ouabain濃度設定に時間がかかりNADH自家蛍光の発現強度に違いを認めることができなかった。
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