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2019 年度 研究成果報告書

膜性骨化におけるIHHシグナルを介したCdc42の機能の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17076
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57030:保存治療系歯学関連
研究機関昭和大学

研究代表者

相澤 怜  昭和大学, 歯学部, 助教 (80710673)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
キーワードCdc42 / 頭蓋骨
研究成果の概要

本研究では、頭蓋における間葉細胞特異的にCdc42遺伝子を欠損させたコンディショナルノックアウトマウスを用いて、膜性骨化におけるCdc42の役割について検討を行った。コンディショナルノックアウトマウスでは頭蓋骨形成不全が認められ、頭蓋骨の形成に関与するIhh、Bmp2、Bmp4の発現減少が認められた。さらに、Cdc42の機能が阻害された初代培養骨芽細胞において、骨芽細胞分化に関与するDlx5、Igf1の発現低下が認められ、IhhおよびBmpシグナルによって制御される頭蓋骨形成において、Cdc42が重要な役割を果たしていることが示唆された。

自由記述の分野

歯周病学

研究成果の学術的意義や社会的意義

個体レベルにおけるCdc42と膜性骨化に着目した研究はこれまでほとんどなく、特に頭蓋骨の縫合部でのCdc42の役割は明らかでなかった。本研究結果から、膜性骨化により形成される頭蓋骨において、Cdc42が重要な役割を果たしていることが示唆された。今後、Cdc42に着目した効率的な生体材料の作製への応用や骨破壊を伴う疾患の予防および治療に有用な手法を見出せる可能性がある。

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公開日: 2021-02-19  

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