本研究ではHeat shock proteins (HSPs) 誘導剤として知られているGeranylgeranylacetone (GGA)に注目をした。GGAは主に胃粘膜保護薬 として使用されてているが、特に骨組織へ与える影響は明らかになっていない。そこで「GGAが骨芽細胞においてHSPsを誘導し分化を促進する」という仮説を立て、この仮説をin vitroの実験系で検証することを目的とし、マウス骨芽細胞様細胞(MC3T3E-1)にGGAを投与し細胞応答や表現型の変化を検討した結果、MC3T3E-1にGGAを投 与することでコラーゲン生成量が増加し石灰化促進することを確認した。
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