マウスの歯根膜由来細胞を用いて、DDR2阻害剤による経路遮断がコラーゲン線維形成へ与える影響について検討を行っている。具体的には、DDR2阻害剤(AZ628)の存在下で歯根膜由来細胞を培養し、LOX遺伝子発現およびLOXタンパクの酵素活性測定を行うとともに、Picrosirius red染色によるマトリックスの成熟度を評価している。 SPARCはカルシウム結合部位をドメイン内に持つことから、低カルシウムラットモデルを用いることとした。μCTにて得られた3次元画像を用いて骨構造解析を行った結果、通常餌群と比較して低カルシウムラット群では上顎骨の皮質骨および海綿骨において骨密度低下を認めた。
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