インプラントにプロビジョナルを装着し咬合力を負荷した際、特定の連結様式では最初の1年間でソーサライゼーションと呼ばれる1~1.5mmの骨吸収が起こると言 われている。これに影響を与える要因の一つとしてインプラントーアバットメント間に存在するマイクロギャップが注目されている。上部構造が応力を受けマイクロギャップが離開することで同部からの細菌や炎症性物質の 漏出が起こり骨吸収が誘発されると言われている。本研究では連結様式の違うインプラントにおいてギャップからの起炎物質の漏出量の違いを評価し、骨吸収に対してより有利なインプラント結合様式およびマイクロギャッ プの位置について考察した。
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