口腔粘膜疾患の中には「口腔潜在的悪性疾患」と呼ばれる癌化する可能性のあるものが存在する。この中には痛みや刺激物が染みるといった自覚症状に乏しいものも存在し、気づいたときには癌化していた、あるいは癌が進行してしまったということもある。口腔癌は治療をしても、咀嚼や発音と言った機能だけでなく、顔の形や傷などの見た目にも大きな悪影響を与えてしまう。そのため、より早期に、癌化する前の段階で発見と治療を行ったほうが良い。口の中を一番よく見ているのは歯科医である。専門的に口腔粘膜疾患を診ている口腔外科の経験をAI化してアプリケーション化し、口腔粘膜疾患に目をむけ早期発見と治療を可能とするための研究である。
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