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2020 年度 研究成果報告書

三叉神経領域に出現する関連痛機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17209
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57060:外科系歯学関連
研究機関日本歯科大学

研究代表者

井出 良治  日本歯科大学, 生命歯学部, 講師 (10638084)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード関連通 / 篩状神経節 / ナトリウムチャネル / パッチクランプ法 / Dexmedetomidine
研究成果の概要

Dexmedetomidine (DEX)はα2アドレナリン作動薬で鎮静・鎮痛効果があり、鎮痛にはテトロドトキシン抵抗性電位依存性ナトリウム電流(INaR)の減少が関与すると言われる。しかし、内臓感覚ニューロンにおける効果は不明である。そこで今回ホールセルパッチクランプ法を用い、新生仔ラットから単離した篩状神経節(nodose ganglion, NG)ニューロンのINaRにDEX投与が与える影響を調べたところ、DEXがINaRを抑制する事を確認した(IC50=128 μM)。よって、DEXがNGを介する内臓痛に抑制的な効果をもつことが新たに示唆された。

自由記述の分野

生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心筋梗塞などの心疾患や肺癌、腹部内蔵疾患では三叉神経領域にしばしば関連痛が出現することが知られている。しかし、現在までその詳細な機序は未だ不明である。そこでα2アドレナリン作動薬で鎮静薬として知られているDexmedetomidine (DEX)を用いることにより内臓痛に抑制的な効果(鎮痛)をもつことが新たに示唆された。

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公開日: 2022-01-27  

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