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2023 年度 研究成果報告書

糖尿病関連歯周炎におけるエネルギー監視シグナルの終末糖化産物による修飾

研究課題

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研究課題/領域番号 18K17300
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分57080:社会系歯学関連
研究機関東京歯科大学

研究代表者

石塚 洋一  東京歯科大学, 歯学部, 准教授 (10637664)

研究期間 (年度) 2020-03-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病関連歯周炎 / 終末糖化産物 / RAGE / AMP活性プロテインキナーゼ
研究成果の概要

歯周病とAGEs蓄積との関連を調べるため、ヒト歯肉上皮由来細胞株Ca9-22およびマウス骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1を用いて、短期的なAGE-ウシ血清アルブミン(BSA)による細胞増殖・細胞死への影響を評価した。それぞれの細胞株で細胞増殖の抑制傾向を認めたが、細胞死の増加に関して、コントロールBSAとの比較で有意差は認められなかった。また、これらの細胞株に加えて、マウス唾液腺などでAGEsの受容体であるRAGEの発現およびAGEsによる発現誘導があるかについてmRNAおよびタンパク質レベルで調べた。歯周組織に対するAGEsの作用は、受容体を介した機序を経ないものと考えられた。

自由記述の分野

予防歯科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

歯周病は糖尿病の合併症の1つであるが、この2つの疾病の間の相互関係や因果関係についてはいまだに解明されていない。近年、この病態に慢性的な高血糖によるタンパク質の糖化反応で生じる終末糖化産物(AGEs)の蓄積が関与していることが示唆されている。
歯周組織のAGEs蓄積の非侵襲的な評価法を確立するため、研究者および研究協力者の唾液を用いて試験的研究を行った。ELISA法により、唾液中にAGEsが含まれていることがわかった。また、唾液中のどのタンパク質が糖化されているかを検討したが、明確な結果を得られなかった。

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公開日: 2025-01-30  

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