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2022 年度 実施状況報告書

在宅・介護領域における安楽なケア提供に向けた力学的解析

研究課題

研究課題/領域番号 18K17478
研究機関久留米大学

研究代表者

加悦 美恵  久留米大学, 医学部, 教授 (80330869)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード看護学
研究実績の概要

本研究は、療養者に対するケア場面においてどのような手の触れ方で行ったときに療養者にとって安楽であるかを力学的に明らかにすることを目的としている。2022年度にはコロナ感染防止の観点から、当初予定していた手指圧力の測定方法を大幅に軌道修正した。この計測方法を用いて、現役の看護師、介護福祉士を対象に実験を行うよう計画中である。対象となる看護師、介護福祉士はコロナ渦で臨床現場が多忙かつ、感染防止の観点から、研究協力の時期が定まらず、研究計画の倫理申請まで至らなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

COVID-19感染拡大を受け、計測装置を変更して購入後、具体的実験方法を修正中である。体位変換実施者として、当初対象にしたいと考えていた家族と訪問介護員(ホームヘルパー)は無資格者であるため、コロナ渦ではリスク有りと判断し、対象から除外することとした。研究対象を協力の得られる看護師、介護福祉士として計画を修正中である。臨床現場で活躍している現役の看護師、介護福祉士を対象するということは、常にコロナ感染と隣り合わせということもあり、より安全に実施できる環境・条件設定も併せて修正中で、実験実施に至っておらず、進捗は遅れている。

今後の研究の推進方策

療養者に対するケア場面においてどのような手の触れ方で行ったときに療養者にとって安楽であるかを力学的に明らかにするために、療養者の身体に直接手を触れてケアする看護師、介護福祉士各10名程度を対象として実験計画を修正し、倫理申請する。感染対策および倫理的に配慮しながら実験をすすめてデータ収集し、解析まで行う。

次年度使用額が生じた理由

実験を実施できなかったため、謝金・人件費の支出ならびに消耗品の支出がなく、翌年度使用額が生じた。次年度に実験を行うため、被験者への謝礼と実験補助者の人件費として使用を計画している。コロナ渦で参加できなかった学会に参加して情報取集するため、交通費・宿泊費等の旅費が必要である。

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公開日: 2023-12-25  

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