初回立位のアセスメントシートにおけるアセスメント項目の信頼性の検証を行った結果,心房細動の既往歴のκ係数は0.294,p<.005,侵襲的な人工呼吸管理はκ係数0.222,p<.002,抑うつはκ係数-0.025,p>.676であった.看護師が初回立位の可否をアセスメントする際に用いた割合は,心房細動の既往歴81%,侵襲的な人工呼吸管理75.2%,抑うつ71.4%であり,内容的妥当性は高いといえる.アセスメントシートを用いたアセスメント結果と実際の立位の状態の相違は7.6%であった.これらのことから,十分な信頼性がみられない項目はあったが,内容的妥当性は高く,予測的な妥当性が示された.
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