今回作成のVRによるトリアージおよび急性放射線症候群のアセスメント用教材であるが、症例パターンを10例準備してプログラム構築を行った。あくまでも急性放射線症候群の評価ができるようになることが目標であったため、内容は限定していたが、教材の内容を臨床に即した流れにしたり、複雑にすることもでき、初学者向け、上級者向けとアレンジが可能となっている。多くの被験者は携帯で視聴してもらったが、VRゴーグルの場合は撮影の仕方は解像度、光の度合いなどによって、VR酔いを10~20%で発生する可能性があることから、個別に合わせた教材配信ができる点が有用である。本事例を多言語翻訳すればグローバルな対応も可能となる。
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