研究成果の概要 |
本研究では、専門性の高いトリアージナースを対象に、JTASと米国の救急看護学会を中心に広く国際的に運用されているEmergency Severity Index(ESI)の緊急度判定精度について、模擬患者を対象としたランダム化比較試験(RCT)で検証した。 その結果,日本で最も運用されているJTASと比較して、ESIは全体的な判定精度が優れており,最も判定が困難であるレベル2の緊急度において優れた判定精度を示していた。 つまり、世界各国で運用されているESIは日本の救急臨床でも、感度を保ち導入できる可能性が高く、尚且より判定が困難な患者においてはJTASよりも優れた判定が可能である示唆を得た。
|