研究目的は、小児科外来受診時に小児が適切な感染予防行動を行うために必要な支援を明らかにすることである。1年以内に未就学児の小児科受診に付き添った保護者を対象にインターネット調査を行った。回答者数は400名であった。外来受診時の小児の行動での感染の危険性について、認識していない保護者が40%程度いた。保護者の意識を高めることで、小児の行動が改善される可能性が示唆された。一方で、小児に感染予防行動を行わせることについて、31%の保護者が「できていない」と回答した。保護者の認識が小児の感染予防行動につながらない原因を追究していく必要がある。
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