亜急性期の脳卒中片麻痺患者に対して,新しいBEAR練習と従来練習を比較した無作為化並行群間比較試験を行った.現在までに予定の60名中53名の介入が終了している.亜急性期の脳卒中片麻痺者3名に対して,同日にBEAR,従来のバランス練習を行い,脈拍数の変化量を用いて運動負荷を比較した.新しいBEAR練習が従来練習より運動負荷が大きい可能性が示唆された. またロボット上で静止姿勢を保つことが可能な倒立振子機構を用いないsBEARを開発した.新しいBEARやsBEARの作用機序解明のため,三次元動作解析装置Xsensを用いて,健常者3名にて関節運動の変化を解析する検討を実施した.
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