研究課題
若手研究
系統的レビューから、敗血症患者に対してICUから開始する神経筋電気刺激や床上エルゴメータ運動等を含む早期リハビリテーションはQOLを改善し、有害事象を生じないことを明らかにし、ICU退室後から開始される強化リハビリテーションではQOLを改善しないことを明らかにした。救命センターに入室した敗血症および敗血症性ショックの患者を対象とした調査では、6か月後のADL、QOLの低下項目から、トイレ関連動作や更衣、移乗や階段昇降の動作再獲得に向けたリハビリテーションが必要であることが明らかとなった。
リハビリテーション
国内の救命救急センターに入院した患者については入院前と比べて退院後6カ月後のADLやQOLが低下している患者は多く、トイレ関連動作や更衣、移乗や階段昇降の動作再獲得に向けたリハビリテーションが必要であることが明らかとなった。ICU退室後からではなく、ICU入室中から開始する神経筋電気刺激や床上エルゴメータ運動等を含む早期リハビリテーションが、有害事象を増やさずにQOLを改善する可能性があることを明らかにした。