「他者と一緒に運動を行うと、無意識的な動作協調により運動を行う人の心理的・生理的状態に変化が生じる」という仮説を検証する研究を行った。一定のテンポをメトロノーム無しで維持する踏み台昇降運動を用いた実験を行った結果、単独で運動すれば遅くなってしまうテンポでの運動あっても、2人組でステップタイミングを同期しながら行えば、テンポを維持しやすいことが明らかになった。また、2人組の運動では1人での運動と比べ心拍数は大きく変わらない一方、高揚感が高まることが示唆された。さらに、ステップタイミングを精度良く検出するため、市販の素材を利用して、靴の中敷きに装着できる柔らかいフットスイッチシステムを開発した。
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