研究課題
若手研究
肥満は脂肪細胞の肥大化によって惹き起こされる。近年、脂肪細胞への脂肪蓄積や肥大化は脂肪滴表面タンパク質によって強く制御されることが示唆されたが、これらに作用する食品由来の機能性成分についてはほとんど報告がない。本研究で、ミラクルフルーツ抽出物が脂肪滴表面タンパク質に作用し、脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制することを見出した。
食品科学
肥満はがんや糖尿病、脳血管疾患などの要因となるため、その対策は生活習慣病予防において重要である。よって、効果的な抗肥満作用を有する機能性成分の創出は肥満対策の一助となる。本研究では、ミラクルフルーツ抽出物が脂肪滴表面タンパク質に作用し、脂肪細胞への脂肪蓄積を抑制することを見出した。これらの成果は、肥満を効果的に予防・改善する新規の機能性成分開発の糸口となる可能性がある。