現代の情報社会を支える情報基盤が大規模データセンターである.大規模データセンターは数万のコンピュータで構成され,大量の電力を消費している.しかしながら,現実ではこれらのコンピュータの稼働率が30~40%に留まる.そこで,稼働していないサーバを停止しておき,負荷が増加するときに停止したサーバを再稼働させることで電力消費量を抑えながら,ジョブの遅延時間が軽減されると期待される.本研究では該当データセンターを処理速度可変型待ち行列でモデル化・性能解析をすることで,データセンターの適切な運用方策を提案・性能評価を行う.
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