並列計算機の普及と高速アルゴリズムが極めて有向な組合せで様々な分野で応用されてきた。問題を数理論理で表し、その式化された問題を解く論理ソルバも近年広く応用される。本研究の目的は、(1)近年話題になった「量化されたブール式問題」(QBF)論理ソルバをより大規模な並列計算機で利用できるようにすること及び(2)このような論理ソルバを数学未解決問題に適応できることになった。 成果は主に(1)本研究で開発してきた並列ソルバをフリーソフトとして公開、(2)現在公開準備中の環境においてこれをグラフ理論の未解決問題に適応するフレームワークの開発、(3)当初想像しなかった幾何計算での論理ソルバの応用になる。
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