本研究の学術的な意義として,ヒューマンインタフェース分野における貢献がある.すなわち,通常の眼鏡の外観に近い簡易計測装置により得られた瞬目データと人の認知活動の一つである集中度との関係について示唆を得ることができた.また,本研究では当初より最終的なアウトプットとしてメガネ型ウェアラブルデバイスと携帯端末による集中度計測および集中度の維持や変容が可能なシステムの構築を目指しており,実社会アプリケーションとしての発展を意識した研究開発を行っている.そのため,今後の研究の発展に伴いスムーズな社会実装が期待できる.
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