研究課題
若手研究
BMI の軌跡を分析して、日本人集団の死亡リスクとの関係を評価した。1990 年台前半まで 20 年間にわたって追跡された 40 歳から 69 歳の被験者による日本の大規模コホート調査(JPHC)のデータを用いた。6 つの BMI 軌跡グループが特定された。生存分析では、BMI 減少グループ (グループ 3、グループ 5)、低体重安定 (グループ 1)、普通体重から肥満 へ遷移(グループ 6) の全死因死亡リスクが高いことが明らかになった。
数理疫学
単一時点のBMIは、個人および集団レベルの疾患および死亡リスクを評価するための有用なツールとして使用されてきているが、BMIの軌跡を考慮すると、より精度よく死亡リスクを評価できる可能性があることが示唆された。 生涯にわたるBMIの変遷と死亡リスクの関連性を調査するには、さらなる研究が必要と思われる。