研究課題/領域番号 |
18K18283
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分80020:観光学関連
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研究機関 | 高崎経済大学 |
研究代表者 |
安田 慎 高崎経済大学, 地域政策学部, 准教授 (60711653)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | イスラーム / ツーリズム / 観光経験 / コミュニケーション / メディア / モラル |
研究成果の概要 |
本研究は、イスラミック・ツーリズムをめぐる観光経験の社会的意義を考察するものであった。本研究を通じて、①イスラミック・ツーリズムが、イスラームが過去から積み重ねた伝統に依拠しながら、現代の社会環境に沿った形で再解釈されてきた点、②イスラミック・ツーリズムにおける観光経験が、社会におけるライフスタイルや生活実践のモデルを形成する場となっている点、③イスラミック・ツーリズムの観光経験が、他者との無数のモラル・コミュニケーションを生み出すメディアとしての役割を果たしている点、④観光経験をめぐるモラル・コミュニケーションを生み出す基盤として、イスラーム金融・経済が重要な役割を果たす点、の4つを示した。
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自由記述の分野 |
イスラーム地域研究
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題を通じて、イスラーム社会が観光経験によって、現代の社会環境に沿ったライフスタイルを確立している点を解明してきた。その際、イスラームが歴史的に蓄積してきた伝統に立脚しながらも、観光市場における多様な利害関係者たちとの交流や議論を通じて、現代的な解釈を生み出している点を明らかにした。さらに、この蓄積されたイスラミック・ツーリズムをめぐる観光経験が、多様なメディアを通じて他者とイスラーム的なモラルに基づくコミュニケーションを生み出す契機となっている点を示した。このイスラミック・ツーリズムをめぐる観光経験が、モラル・コミュニケーションを生み出すメディアとなっている点を明らかにした。
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