免疫反応を回避するための材料として疑似細胞材料を提唱した。この疑似細胞材料はまず細胞と似ている形状、粘弾性および表面構造を持つものとして考え、作製を試みた。このための方法としてマイクロ流体デバイスを用いたポリマー粒子の作製を行い、さらに粒子の表面修飾をするためにマイクロ流体デバイスの表面修飾を行うことにより効率的に作製したポリマー粒子表面の修飾を行った。作製された疑似細胞材料に対し、細胞は粘弾性に応じて異なる反応を示すことを見出した。また長期的に移植可能な強度を持つ材料との複合化にも成功した。これは長期的に安定な移植可能材料につながる。
|