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2021 年度 研究成果報告書

サウンドアート学確立による20世紀アート史の書き換え

研究課題

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研究課題/領域番号 18K18488
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分1:思想、芸術およびその関連分野
研究機関大阪市立大学

研究代表者

中川 眞  大阪市立大学, 都市研究プラザ, 特任教授 (40135637)

研究分担者 中川 克志  横浜国立大学, 大学院都市イノベーション研究院, 准教授 (20464208)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2022-03-31
キーワードサウンドアート / 鈴木昭男 / 王福瑞 / データベース / アーカイブ
研究成果の概要

サウンドアートという1970年代から顕著に現れてきた現代アートを理解するために2つの作業を重点的に行なった。第1は、アーティストの全作業の記録のアーカイブ化(データベース化)、第2は、日本におけるサウンドアートの通史の作成作業である。アーカイブ化の対象となったのは我が国におけるサウンドアートの草分けといえる鈴木昭男(1941年生)の営為であり、1006項目のデータベースができあがった。通史研究としては、〈音楽ではない音への意識が出現してくる歴史〉と〈音楽が美術として受容されていく歴史〉というふたつの歴史が重複し交錯する歴史として叙述した。

自由記述の分野

サウンドアート

研究成果の学術的意義や社会的意義

サウンドアート学を確立させるための基礎資料(データベース)を構築したことと、これまで為されていなかった日本のサウンドアートの通史の叙述を試みたことが学術的意義である。様々な領域と交差するサウンドアートは、難解な現代アートの領域の中で、比較的親しみやすい性質をもっている。しかしこれまで本格的に紹介された研究は数えるほどしかなく、本研究はそこに大きな蓄積を加え、広く研究者や愛好家に応えるものとなった。また本研究をもとに研究分担者は単行本の刊行準備をしており、本研究の社会的意義をさらに高めるものとなる。

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公開日: 2023-01-30  

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