研究課題/領域番号 |
18K19022
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分29:応用物理物性およびその関連分野
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
荻 博次 大阪大学, 工学研究科, 教授 (90252626)
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研究分担者 |
渡邊 幸志 国立研究開発法人産業技術総合研究所, エレクトロニクス・製造領域, 主任研究員 (50392684)
加藤 史仁 日本工業大学, 基幹工学部, 准教授 (70780170)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2020-03-31
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キーワード | ダイヤモンド / 同位体 / 薄膜 / バイオセンサー / ピコ秒超音波 |
研究成果の概要 |
ダイヤモンドは高い熱伝導率と原子間結合力を有し、この特徴を生かした新しいバイオセンサーの可能性を探索した。こういったダイヤモンドの際立った力学的性質は、炭素の同位体を制御することによりさらに向上する。そこで、12Cの炭素と13Cの炭素の比率が様々であるダイヤモンドの薄膜を合成し、これに微細加工を施すことに成功した。また、顕微鏡レーザー超音波計測システムを開発し、この微細なダイヤモンド内の超音波や熱の伝播をモニタリングすることに成功し、さらに、表面にリガンド蛋白質を固定化して、標的蛋白質を検出するバイオセンサーの実験を実施した。
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自由記述の分野 |
超音波工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
難病や感染症などの疾患の早期発見は極めて重要な社会課題であり、また、創薬プロセスにおいても、標的と結合する薬剤物質の高感度・多チャンネル検出技術の進化が望まれている。バイオセンサーはこういった分野において必須のデバイスであり、さらなる高感度化と多チャンネル化が望まれており、本プロジェクトにおいて提案する手法はそういった社会課題を解決し得る革新的な手法であると考えられる。
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