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2022 年度 研究成果報告書

先天異常を引き起こす母体の加齢効果を小型魚類でモデル化する

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19351
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
研究機関広島大学 (2019-2022)
基礎生物学研究所 (2018)

研究代表者

鈴木 誠  広島大学, 両生類研究センター, 助教 (10533193)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワード初期発生 / ゼブラフィッシュ / ネッタイツメガエル / 環境因子 / 背腹軸 / 前後軸
研究成果の概要

本研究では、母体年齢を先天異常の発症に寄与する環境因子の1つと捉え、新規モデルの開発を通じてその影響を分子レベルで解明することを目指した。その結果、モデル脊椎動物のゼブラフィッシュとネッタイツメガエルで母体年齢が胚発生に与える影響を体系的に解析する実験系を構築した。また適齢ではないネッタイツメガエルの雌に由来する胚が重篤な発生異常を示すことを明らかにし、それに付随した遺伝子およびタンパク質の発現変動を明らかにした。

自由記述の分野

発生生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

胚発生は常に多様な環境因子の影響にさらされている。それらの環境因子は時として重篤な先天異常を引き起こすが、その詳細なメカニズムは未だ明確でない。本研究でモデル化された母体年齢が胚発生に与える影響に関する研究成果は、胚発生における遺伝子-環境相互作用の分子基盤の解明という基礎生物学な意義に加え、母体の高齢化が先天異常にもたらす影響の理解にも繋がり、出生率の改善を目指した生殖医療の発展へと貢献することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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