組織内全細胞核位置を3次元的に記録後に各細胞のゲノムプロファイルを取得するポスト核酸解析を目指した基盤技術の検討を行った。臓器全体を対象とする高度な透明化手法の開発に成功した。(Cell Rep 2018)。さらに、組織の物理化学的特性を元に染色剤浸透原理を解明し、核染色剤を均一に大型臓器サンプルの深部まで浸透させるプロトコル構築に成功した。また、透明化組織全体を人工ゲルに包埋し、核酸をゲル内にキャプチャーする方法を用いて、ライトシート顕微鏡での臓器全体の観察および細胞核ボクセル位置の取得を行うことに成功した。以上の結果を論文にまとめ投稿した(Nat Commun 投稿中、課題終了後に公開)。
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