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2020 年度 研究成果報告書

細胞内遊離ヘム:細胞増殖/細胞分化を関連付けるシグナル機能の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19423
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分48:生体の構造と機能およびその関連分野
研究機関福井大学

研究代表者

菅井 学  福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (90303891)

研究分担者 南部 由希子  福井大学, 学術研究院医学系部門, 准教授 (70580380)
林 達成  福井大学, 学術研究院医学系部門, 特命助教 (80781111)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワードヘム / 細胞分化 / 細胞増殖
研究成果の概要

細胞分化過程におけるフリーヘムのシグナル伝達機能は、最近登場したばかりの新しい概念であり、それを裏付ける生理学的証拠は、私たちを含む2つの研究グループによって提供された。しかし、信頼性の高いフリーヘムセンサーがまだないため、その関連性を正確に評価することは難しい状況にある。 このプロジェクトでは、さまざまな種類の細胞内のシグナル伝達分子としてのフリーヘムの生理学的役割を検証および調査することを目的として、新規のフリーヘムセンサーを開発した。

自由記述の分野

分子生物学 分子免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヘムに結合する転写因子(分化、老化、リズムに関わる)が多数見出されたため、細胞分化や細胞機能制御因子としてのヘムの役割に注目が集まっている。最近生理的条件下でヘムが分化制御因子として機能していることを申請者を含む二つのグループが明らかにした。このヘムによる分化制御機能の一般性をさらに詳細に解析するためには、実際に生体内で制御因子として機能している「細胞内遊離ヘム」を感度良く特異的に検出するプローブを開発することが必要である。本研究課題において開発に成功したことから、ようやく「細胞内遊離ヘム」の生理的機能を明らかにすることが可能になったと考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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