研究成果の概要 |
私達は、Tp53KO, Rb1KO,およびNotchシグナル不活化によるマウス小細胞肺癌in vivoモデルを確立し、そのマウス胎仔期気道上皮を単離し、Matrigel内に包埋し、器官培養を試み、オルガノイド肺癌モデルの作成を試みた。器官培養下で、おおよそ培養開始から100日頃、増殖性の上皮性変化を認めた。さらに200日以上培養すると、接着性を示す細胞から、浮遊系の細胞まで、様々な腫瘍細胞が、培地内で、増殖した。これら細胞を、免疫不全マウス皮下に投与し、組織像を解析した。これらの組織像は、腺癌、扁平上皮癌などとともに、小細胞肺癌も認められた。
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