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2020 年度 研究成果報告書

マウス胎仔単離肺上皮器官培養による小細胞肺癌モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19480
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分50:腫瘍学およびその関連分野
研究機関熊本大学

研究代表者

伊藤 隆明  熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (70168392)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2021-03-31
キーワード小細胞肺癌 / マウスモデル / オルガノイド
研究成果の概要

私達は、Tp53KO, Rb1KO,およびNotchシグナル不活化によるマウス小細胞肺癌in vivoモデルを確立し、そのマウス胎仔期気道上皮を単離し、Matrigel内に包埋し、器官培養を試み、オルガノイド肺癌モデルの作成を試みた。器官培養下で、おおよそ培養開始から100日頃、増殖性の上皮性変化を認めた。さらに200日以上培養すると、接着性を示す細胞から、浮遊系の細胞まで、様々な腫瘍細胞が、培地内で、増殖した。これら細胞を、免疫不全マウス皮下に投与し、組織像を解析した。これらの組織像は、腺癌、扁平上皮癌などとともに、小細胞肺癌も認められた。

自由記述の分野

病理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

私達は、Tp53KO, Rb1KO,Notchシグナル不活化による新たな小細胞肺癌マウスモデルを作成し、さらに、このマウスの胎仔肺上皮から、in vitroでの小細胞肺癌発生モデルの開発にも成功した。このことは、この難治性の腫瘍の発生過程を試験管内で再現でき、この腫瘍の発生過程の研究、また、予防、治療、などへと発展できる研究モデルを開発したことになり、学術的にも社会的にも有意義な成果といえる。

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公開日: 2022-01-27  

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