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2022 年度 研究成果報告書

脳腫瘍のモード解析の概念に基づくNMR分析を用いた新規血清診断法の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19623
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関日本医科大学

研究代表者

足立 好司  日本医科大学, 医学部, 准教授 (00231928)

研究分担者 小池 薫  京都大学, 医学研究科, 名誉教授 (10267164)
平川 慶子  日本医科大学, 医学部, 非常勤講師 (30165162)
柚木 知之  京都大学, 医学研究科, 准教授 (50639094)
金涌 佳雅  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (80465343)
研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2023-03-31
キーワード脳腫瘍 / メタボロミクス / モード解析 / 血清診断
研究成果の概要

脳腫瘍は種類が多く、他疾患との鑑別の難しいものもあるため、画像のみでは診断が困難なことが多い。これを1回の血清検査を行うことにより脳腫瘍かどうか、更にグリオーマ系腫瘍か否かを判定できるかを検討した。<方法>グリオーマを含む脳腫瘍及び非腫瘍性脳疾患患者から採取した血清を用いて NMR モード解析を行った。<結果>本診断法により、患者血清を、グリオーマ、非グリオーマ系脳腫瘍、非腫瘍性脳疾患の3群に明確に分けることができた。この診断法は、脳腫瘍の存在の有無の判断、種類の特定に有用である可能性が示唆された。

自由記述の分野

脳腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

NMR メタボロミクスは液体に含まれる複数の物質を同時かつ網羅的に化学分析する手法であるが、NMR モード解析は、メタボロミクスとは異なり、液体の動的性質を NMR モードという物理量で評価する。このモード解析は、僅か 0.1mL の血清の1回の NMR 実測値から多くの臨床情報を引き出せる点が画期的である。本技術を脳腫瘍に応用すると、脳腫瘍のスクリーニング、早期診断、治療方針の決定、治療効果の判定、予後予測に有用である可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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