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2019 年度 研究成果報告書

Runx2による骨におけるI型コラーゲン遺伝子発現制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 18K19654
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分57:口腔科学およびその関連分野
研究機関長崎大学

研究代表者

小守 壽文  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (00252677)

研究期間 (年度) 2018-06-29 – 2020-03-31
キーワードI型コラーゲン / Runx2 / 骨粗鬆症
研究成果の概要

I型コラーゲンは、骨の有機基質の90%以上を占める主要なタンパク質であり、2本のα1鎖と1本のα2鎖が3重コイルをつくる。α1鎖はCol1a1遺伝子、α2鎖はCol1a2遺伝子によってコードされている。Col1a1遺伝子では、転写開始点上流2.3 kbが骨芽細胞でのCol1a1発現制御領域であることが明らかにされている。しかし、その遺伝子発現がどのように制御されているかは、未だに明らかになっていない。我々は、Col1a1遺伝子の解析により、骨芽細胞分化のマスター転写因子であるRunx2がその発現制御に重要な役割を果たしていることを明らかにした。

自由記述の分野

骨・軟骨代謝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨粗鬆症は国内だけでも1280万人おり、高齢化に伴いその数は年々増加している。しかし、長期間使える骨形成促進剤は存在しない。I型コラーゲンは、骨の大部分を占める重要な基質タンパク質であり、その発現制御機構の解明は、骨粗鬆症の治療薬の開発や、骨再生療法の開発に非常に重要である。したがって、今回その発現制御機構の一端を明らかにしたことは、今後その全容解明につながり学術的に重要であるのはもちろんであるが、骨形成促進剤の開発にも大きく貢献する。

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公開日: 2021-02-19  

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