研究課題/領域番号 |
18K19759
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
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研究機関 | 駿河台大学 (2021-2023) 早稲田大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
坂本 静男 駿河台大学, スポーツ科学部, 特任教授 (00266032)
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研究分担者 |
谷澤 薫平 早稲田大学, スポーツ科学学術院, 准教授 (50771812)
田端 宏樹 順天堂大学, 大学院医学研究科, 博士研究員 (50876886)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2024-03-31
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キーワード | 脂質代謝能力 / 生活習慣病 / 遺伝因子 / メタボリックシンドローム |
研究成果の概要 |
脂質代謝能力とは体内の脂質をエネルギー基質として利用する能力を指す。脂質代謝能力の低下は体重増加やインスリン抵抗性と関連すると報告されているが、実際の生活習慣病と関連するかは不明である。そこで、日本人中高年男女コホートを対象に脂質代謝能力と生活習慣病との関連を検討した。 本研究の結果、男性内臓脂肪型肥満者と限定的ではあるが、脂質代謝能力が脂質代謝異常症と関連する可能性が示され、縦断研究では脂質代謝能力の変化が高血圧の新規発症と関連する可能性も示された。今後は対象コホートの追跡調査を継続し、脂質代謝能力の変化と生活習慣病の発症との関連をより詳細に検討する予定である。
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自由記述の分野 |
スポーツ医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脂質代謝能力の低下はインスリン抵抗性の増大やメタボリックシンドローム危険因子保有数と関連すると示されていたが、本研究で初めて、男性内臓脂肪型肥満者と限定的ではあるものの、生活習慣病と関連する可能性が示唆された。 内臓脂肪型肥満者で関連がみられた点より、脂質代謝能力はメタボリックシンドロームから生活習慣病発症までの過程でのリスク評価や予防介入指標として役立つ可能性があるかもしれない。
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