ポリエチレンテレフタレートは人工腱や人工靭帯に使用されている。しかし、ポリエチレンテレフタレート自体に骨結合性がないため脱落等の問題が生じている。本研究ではポリエチレンテレフタレートを表面処理することでポリエチレンテレフタレートに骨結合性を発揮することに挑戦する。 本研究では表面を加水分解してヒドロキシ基を有するポリエチレンテレフタレート、また、リン酸基を修飾したポリエチレンテレフタレートをそれぞれ調製した。未処理のポリエチレンテレフタレートと比較すると表面処理ポリエチレンテレフタレートは骨芽細胞を活性化することを見出し、動物実験においても骨結合性が向上することを見出した。
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