研究課題/領域番号 |
18KK0112
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B))
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分21:電気電子工学およびその関連分野
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研究機関 | 東京大学 (2020) 九州大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
長島 一樹 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10585988)
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研究分担者 |
高橋 綱己 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任准教授 (60724838)
細見 拓郎 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 助教 (40830360)
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研究期間 (年度) |
2018-10-09 – 2021-03-31
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キーワード | 金属酸化物 / センサ / 分子識別 / 揮発性分子 |
研究成果の概要 |
本研究では、多元素機能傾斜膜形成技術・ナノ微細加工技術・高速電子回路技術を融合することで、特性の異なる金属酸化物センサ素子が面内集積化された‘高堅牢性異種集積化センサアレイ’を創製し、全1024センサ素子のリアルタイム計測機能、及び多成分標的分子群の同時検出・識別機能の原理実証に成功した。加えて、堅牢な有機分子によるセンサ表面の化学特性改質へ向けて、固体表面上におけるクリック反応制御メカニズムを解明すると共に高効率反応へ向けた設計指針構築に成功した。
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自由記述の分野 |
ナノ材料科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、従来複雑な作製プロセスのため生じていたセンサアレイ数の限界や、少数センサ素子の誤作動などにより引き起こされるデータの信頼性低下の問題を本質的に打破する方法論を提案・実証した。素子抵抗値の制御やセンサを構成する元素数の増加、センサ応答や分子識別機能の改善など未だ多くの課題が残されているが、本研究で得られた一連の成果は、多角的な化学情報の安定的な収集・蓄積・利活用を目指す次世代の分子認識センサエレクトロニクス実現へ向けて極めて重要な知見となる。
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