研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A))
本申請課題では基課題で確立した大脳オルガノイド誘導技術を発展させ神経疾患創薬を志向した新たな大脳オルガノイドの作成を目的とする。脳オルガノイド誘導技術の課題である培養期間の短縮とオルガノイド内部の均一性の向上を目指し、創薬スクリーニングに資する、多検体解析かつハイスループットな解析が可能な脳オルガノイドの開発を行った。サイズをコントロールすることで、内部構造が均一で、誘導期間が短いシングルロゼット脳オルガノイドに成功した。
神経発生学
本成果は、脳オルガノイドの多検体解析が可能になることで創薬における産業利用への貢献が想定される。これまでの培養法では解析が困難であった表現型評価や、コスト面での改善が見込まれる。また、発達神経毒性評価などの分野における動物実験代替法として利用にも貢献できる。