研究課題/領域番号 |
18KT0032
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村上 靖彦 大阪大学, 人間科学研究科, 教授 (30328679)
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研究分担者 |
渋谷 亮 龍谷大学, 文学部, 准教授 (10736127)
永野 咲 昭和女子大学, 人間社会学部, 助教 (10788326)
佐藤 桃子 島根大学, 学術研究院人間科学系, 講師 (10792971)
久保 樹里 大阪歯科大学, 医療保健学部, 講師 (10803679)
遠藤 野ゆり 法政大学, キャリアデザイン学部, 准教授 (20550932)
大塚 類 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 講師 (20635867)
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研究期間 (年度) |
2018-07-18 – 2021-03-31
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キーワード | ナラティブ / 発達障害 / 若年妊娠 |
研究実績の概要 |
2019年度は研究会を4回とシンポジウムを1回開催した。5月25日の研究会においては、研究分担者の遠藤、澁谷による発達障害をめぐるオーラルを重視した研究発表会を法政大学で行った。8月5日には共著の準備のため各自の執筆計画を討議した。 10月13日には久保と研究代表者村上で行ったイギリスにおける里親支援を中心した視察を報告する研究会を大阪弁護士会において行った。12月14日の研究会では遠藤と大塚による発達障害の子どもを持つ母親へのインタビュー分析を中心に研究会を行った。 2月9日のシンポジウムでは琉球大学教授上間陽子氏と奈良女子大学武輪敬子氏をお招きして若年出産をした女性をめぐる研究について討議し、100名弱の聴衆を集め、多くの支援者との交流を図ることができた。3月にはメンバーの数名がイギリスの高校の視察を行う予定だったが、コロナウィルスの影響でできなくなった。 シンポジウムにおいては琉球大学教授上間陽子氏、奈良女子大学の武輪敬子氏をゲストに招いて十代の妊娠出産した女性の状況と支援をめぐってのシンポジウムを大阪大学において行った。 またこれまでの研究成果をもとに共著の出版を計画している。3月31日までに研究メンバー全員の草稿が集まったところで、今から出版社に打診し準備をすすめる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
3年度計画の2年めを終了した。1年目にシンポジウム1回と研究会2回を行い、2年目にシンポジウム1回研究会2回を行うとともに、全員の発表が終わり出版の準備を行っている。当初の予定を順調に遂行している。
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今後の研究の推進方策 |
あと一年で研究成果を共著の出版に結びつける準備をするとともに(すでに原稿の下書きは全員書きおえている)、日本子ども虐待防止学会や日本教育哲学会などで、本共同研究の成果を自主シンポジウムといった形で提示したい。 コロナウィルスをめぐる情勢がゆるせば、浦河べてるの家の向谷地生良氏とこどもの里の荘保共子氏をお招きして締めくくりのシンポジウムを行いたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究分担者3名が3月に予定していたイギリスでの調査がコロナウィルスの影響で不可能になったため。
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