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2007 年度 実績報告書

アジアにおける新国際秩序の形成と国際援助計画の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 19202018
研究機関東北学院大学

研究代表者

渡辺 昭一  東北学院大学, 文学部, 教授 (70182920)

研究分担者 木畑 洋一  東京大学, 総合文化研究科, 教授 (10012501)
秋田 茂  大阪大学, 文学研究科, 教授 (10175789)
横井 勝彦  明治大学, 商学部, 教授 (10201849)
菅 英輝  西南女学院大学, 人文学部, 教授 (60047727)
吉田 修  広島大学, 社会科学研究科, 教授 (60231693)
キーワードコロンボ・プラン / 脱植民地化 / 冷戦 / ヘゲモニー / アジア国際秩序 / 技術移転 / スターリングバランス / 国連
研究概要

本研究の目的は、冷戦体制におけるヨーロッパ国際秩序の再編問題を視野に入れつつ、戦後アジア国際秩序の再編に目を向け、アジアにおける帝国の終焉(脱植民地化)とアメリカによるヘゲモニー支配、アジアの地域連合という新体制への移行過程の特質を明らかにするために、国際的な経済援助が国民国家としてのアジア諸国の自立化をどのように導き、新たな体制にどのように編入したのか、その関連性を究明することにある。具体的には、イギリスの影響力の温存、アメリカのヘゲモニー的支配、アジアの地域的連合の形成の相互連関を意識しながら、国際的なアジア経済援助計画であるコロンボ・プランとスターリング・バランスの処理、国連・世界銀行及びアメリカの経済支援に着目して、その計画を策定するに至った背景、アジア諸国における開発プランの具体的内容、そしてプランの執行とその実際の効果を中心に総合的に検討することをめざしている。
平成19年度は、研究課題の目標を確認しつつ、各分担研究者はそれぞれ国内外の一次史料の調査・収集に力点を置き,イギリスのナショナルアーカイブズ,ロンドン大学LSE図書館,イングランド銀行資料室,アメリカの世界銀行資料室,ナショナルアーカイブズなどにおいて活動した。また,海外研究協力者とも現地において打ち合わせ会議を開き,研究課題の目的を確認し合い協力体制を作った。国内においては,4回ほど研究会を開催し,各分担者の研究の進捗状況を確認しつつ,さらには関連分野の研究者を迎えて研究課題の広がりと意義を共有できたことは,これからの研究の進展に大きな成果を期待できると考えている。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化圏の変容解明に向け2008

    • 著者名/発表者名
      渡辺 昭一
    • 雑誌名

      平成19年度ORC研究成果報告書

      ページ: i、XV

  • [雑誌論文] 書評:D.アーミティジ『帝国の誕生』2007

    • 著者名/発表者名
      渡辺 昭一
    • 雑誌名

      社会経済史学 73-2

      ページ: 102、104

  • [学会発表] ヨーロピアン・グローバリゼーションと諸文化圏の変容解明に向けて2007

    • 著者名/発表者名
      渡辺 昭一
    • 学会等名
      オープンリサーチセンター第一回シンポジウム
    • 発表場所
      東北学院大学
    • 年月日
      2007-12-01

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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