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2007 年度 実績報告書

専門的教育を多人数教育として実現するための知識ベースと自律型チーム学習の研究

研究課題

研究課題/領域番号 19300288
研究機関佛教大学

研究代表者

西之園 晴夫  佛教大学, 教育学部, 教授 (90027673)

研究分担者 原 清治  佛教大学, 教育学部, 教授 (20278469)
達富 洋二  佛教大学, 教育学部, 准教授 (40367983)
小林 隆  佛教大学, 教育学部, 准教授 (10351305)
橋本 憲尚  佛教大学, 教育学部, 教授 (60189496)
宮田 仁  滋賀大学, 教育学部, 教授 (50263166)
キーワード遠隔学習 / 教師教育 / 実践的研究方法 / 多人数教育 / 実践知 / 協調自律学習
研究概要

わが国は大学の授業料の高騰ならびに教員の資質向上などの問題に当面しているが,従来のキャンパス学習を中心とした授業形態では,多様化する高等教育のニーズに十分に対応することができない.これまでの研究で大学学部における多人数教育でのチーム学習を基本とする協調自律学習についての成果を出版物としてミネルヴァ書房から公刊することができた.これを教科書として授業を進めるとともに,佛教大学大学院,滋賀大学大学院ならびに岐阜大学大学院の授業において一部を遠隔学習で実施した.佛教大学と滋賀大学の場合はインターネットを活用した授業であり,岐阜大学の場合はビデオ会議システムを活用したサテライトを含む遠隔授業である.受講者が慣れていない点もあったが実施そのものは一昨年よりも格段に改善された.しかしなお,学習意欲を維持するためにはさらなる改善が必要である.一つにはキャンパス学習と遠隔学習とを関連付けるためのテーマの設定である.現職教員は日常業務に追われているので課題をさらに日常業務を組織的合理的に改善するようなテーマにするとともに研究方法についても改善を要する.とくに実践的な教育研究では,従来,数量的分析による科学的知見を得ることを重視していたが,むしろ実態を改善するための技術的研究方法を開発発展する必要がある.
この研究成果を受けて2008年度については滋賀大学教育学部,京都市教育委員会の初任者研修ならびに京田辺市教育委員会の情報教育に関する研修などに適用してその改善を図る.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] (2008):Symbolic Approach for Developing Collaborative and Autonomous Learning(C&AL) in Higher Education ,16-19 Marchi ,Innsbruck,Austria2008

    • 著者名/発表者名
      Nishinosono, Haruo, Toshio Okamoto, Hitoshi Miyata, Shiho Mochizuki, Norifumi Mashiko, Tazu Togo
    • 雑誌名

      International Conference of Web Based Education (CD-R)

    • 査読あり
  • [雑誌論文] From instruction in large sized classes to team learning distributed at workplaces,)12-14 June 2007,Napoli,Italy2007

    • 著者名/発表者名
      Nishinosono, Haruo, Shiho Mochizuki
    • 雑誌名

      EDEN (European Distance and E-Learning Network) (CD-R)

    • 査読あり
  • [学会発表] 大学の授業料高騰問題とICT教育活用の思想的検討、ヨーロッパのボローニャ計画が示唆するもの-2007

    • 著者名/発表者名
      西之園 晴夫、望月 紫帆
    • 学会等名
      日本教育工学会
    • 発表場所
      早稲田大学
    • 年月日
      2007-09-22
  • [図書] 学習ガイドブックー教育の技術と方法-チームによる問題解決のために2007

    • 著者名/発表者名
      西之園 晴夫編著
    • 総ページ数
      83
    • 出版者
      ミネルヴァ書房

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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