研究課題/領域番号 |
19330032
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
新川 敏光 京都大学, 大学院・法学研究科, 教授 (30216212)
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研究分担者 |
大嶽 秀夫 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (40083563)
篠田 徹 早稲田大学, 社会科学総合学術院, 教授 (60196392)
阪野 智一 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10162299)
岡本 英男 東京経済大学, 経済学部, 教授 (40133920)
池上 岳彦 立教大学, 経済学部, 教授 (50202875)
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キーワード | 政治学 / 財政学 / 社会福祉関係 / 比較政治経済学 / 経済政策 / 労働市場政策 / 社会保障政策 / 福祉国家 |
研究概要 |
平成20年度には、それぞれの共同研究者が精力的に論文を執筆しつつも、四回にわたって研究会を行い、自由主義レジーム諸国について考察を深めた。特に、自由主義レジーム国家のみならず、スウェーデンや日本の福祉レジームの変容に関する研究会も行い、自由主義レジーム国家の変容を他のレジーム国家の自由化と比較する試みも行われた。平成21年度の全体研究の発表に向けて一年目の成果を深めたといえる。 個別の成果は以下のとおりである。新川は、福祉制度の変容における政治的要因の重要性を分析する論文を発表した。学会報告では、福祉レジーム論の中で日本の位置づけについて報告をした。新川は本科研全体の総括を担当しつつ、研究成果をあげている。大嶽は、福祉レジーム論に欠如しているとされるジェンダーについて論考を公表し、制度変化におけるポピュリストの役割に関する論文を発表した。日米労働政治を担当する篠田は、日米の労働政治について研究成果をあげるとともに、国外学術誌で報告した。福祉財政を担当する岡本は、アメリカを中心に財政構造や福祉システムについて論文を発表した。最後に、今年度からメンバーに入った池上は、精力的に連邦主義と財政について論文を発表するとともに、学会発表も行った。
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