研究課題/領域番号 |
19330193
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研究機関 | 北海教育大学 |
研究代表者 |
大鹿 聖公 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50263653)
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研究分担者 |
阿部 修 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30202659)
浅川 哲弥 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (60113651)
蛇穴 治夫 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (90175399)
和田 恵治 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (50167748)
古屋 光一 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (10374753)
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キーワード | 教員養成 / 教員研修 / カリキュラム / 理科教育 / 教育実習 |
研究概要 |
本研究では、教員の資質向上をはかる生涯・継続的な理科カリキュラム開発ならびに、地域性を活かした教員養成および教員研修プログラムの開発を目指すものである。本年は研究の最終年にあたり、主に以下の3点の研究ならびに研究の総括を行った。 1.国内における教員養成に関する独自プログラムと海外における教員養成制度の融合 国内3か所の教員養成大学・教育学部における教員の資質向上に関する取組により、さまざまな成果があげられていることがわかった。また、アメリカでの教員養成では免許の更新制が基本となっており、現職教員の研修プログラムが拡充されていること、またプログラムの多様性が顕著になっていることがあきらかとなった。しかしながら、その一方で教員の確保、免許更新に課題も見受けられることがわかった。 2.小・中学校教員を対象とした理科実験観察研修プログラムの開発 学習指導要領の改訂を受け、小・中学校の理科に新たに追加される教育内容に関する実験観察に関する教材開発を行い、それらを用いた効果的な研修プログラムを開発、実施した。参加した教員から授業での活用が期待できるとの反応を得た。 3.教員・協力者ネットワークの基礎構築 旭川市の教員研究会、旭山動物園における教育研究会、石狩川治水学習館などの教育関連のグループや施設を中核とした理科授業活用グループを通して、各種の研修プログラムを実施した。 以上の3点に加え、研究の総括として、地域におけるそれぞれの素材や地理環境、地域施設を活用することによって、魅力ある教員養成プログラムを編成すること、また、地域社会における施設と連携した生涯的な研修制度や連携制度を構築することが継続的に、かつ発展的に教員養成を行っていくことが可能になると考えられる。
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