研究課題
基盤研究(B)
集集地震の地震断層である車籠埔断層の掘削コアを用いて,地震すべりに伴うエネルギー散逸構造の解析を試みた.鉱物の破壊(破壊エネルギー)と摩擦発熱(熱エネルギー)による損失が大部分であると仮定して研究を開始したが,解析の進行に伴って粉砕した鉱物が一定粒径以下になると化学的な過程が活性化し,溶解一沈殿機構が働いていることがわかった.地震滑りに伴う化学過程は未知の部分が多く,エネルギー損失の大きさも含めて今後の解析が待たれる.
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