研究分担者 |
加藤 正司 神戸大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10204471)
鳥居 宣之 神戸大学, 都市安全研究センター, 助教 (70294246)
河井 克之 神戸大学, 都市安全研究センター, 助教 (30304132)
川口 貴之 函館工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (20310964)
齋藤 雅彦 神戸大学, 都市安全研究センター, 助教 (40283915)
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研究概要 |
中越地震や能登半島地震で発生した地盤災害は, 地下水位の高い盛土に集中していた. 一方, 豪雨による盛土崩壊も後を絶たない. 兵庫県で発生した台風による補強土壁の崩壊事例では, 雨水の浸入により盛土本体が弱体化したことに加えて, 盛土背部で水位が急激に上昇し, 補強土壁盛土全体が押し流された. この種の地盤災害軽減のためには, 盛土内および周辺への雨水の浸入を決して許さないことが肝心である. 本論文では, 盛土を囲むようにジオシンセティックス排水材をL型に配置し, 鉛直に設置した排水材で受けた浸透水を盛土底部に水平に設置した排水材に流すことにより盛土外へ速やかに排水させる方法であるジオシンセティックスを用いたL型排水盛土防水工を新たに提案した.
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