研究課題
基盤研究(B)
心不全・心臓虚血障害の形成に至る過程に深く関与する生理物質アデノシンに着目し、その病態における役割・治療への応用を検討した。結果、アデノシンが複数あるアデノシン受容体を介して、別個に心不全の病態改善に関与することが明らかになった。さらにアデノシンの心保護作用を臨床応用すべく、心不全患者でのアデノシンおよびその合成酵素量の測定を行い不全心筋での発現上昇を確認し、心臓からのアデノシン産生の重要性を明らかにした。さらにリポゾーム化アデノシンによる心筋虚血障害改善作用を示し、アデノシン産生増強剤とあわせてアデノシンの心不全治療にむけた臨床応用への基盤を確立した。
すべて 2009 2008 2007 2006
すべて 雑誌論文 (7件) 学会発表 (10件) 図書 (2件)
Journal of the American College of Cardiology 53(8)
ページ: 709-717
Journal of Cardiac Failure 14(5)
ページ: 426-430
Hypertension Research 30(10)
ページ: 913-919
American Journal of Physiology-Heart and Circulatory Physiology 292(4)
ページ: H2004-H2008
Hypertension Research 30(9)
ページ: 781-787
Circulation 114(18)
ページ: 1923-1932
Journal of Cardiac Failure 12(9)
ページ: 720-725