研究課題
基盤研究(B)
イスラーム銀行が存在する東南アジア4カ国を対象とした、消費者(個人及び中小企業)のイスラーム銀行利用度と利用動機を現地における層化無作為アンケート調査とその分析を行った。結果として個人利用者については、(1)イスラーム銀行預金選択の要因は、宗教的な動機による例が圧倒的に多かった。イスラーム銀行が設立されて初めて銀行サービスを利用する人数が特に融資面で増えている。(2)非イスラーム教徒については配当など経済的動機が殆どでありイスラーム銀行は従来型銀行との競争力を有していると結論付けられる。(3)企業アンケートでは中小企業金融で果たすイスラーム金融の積極的役割を期待しているとの回答が多かった。
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立命館経済学 57巻第2号
ページ: 155-169
季刊・国際貿易と投資 No.74
ページ: 104-113