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2008 年度 実績報告書

アルコール・薬物乱用防止教育とエイズ教育統合の試み

研究課題

研究課題/領域番号 19500580
研究機関新潟県立看護大学

研究代表者

徐 淑子  新潟県立看護大学, 看護学部, 講師 (40304430)

キーワードアルコール・薬物乱用 / HIV / エイズ / 予防教育 / メンタルヘルス教育 / 青少年
研究概要

アルコール・薬物乱用とエイズ・性感染症のリスクを重ねもつ若年層を対象とする若年層を対象とした健康教育についての基礎的研究を,2007年度より継続して行った。当研究課題では、前年度までの;れらの情報を整理・検討し、健康教育介入プロジェクト立案・実施・評価において実践者が用いることができ、また、介入の対象者をも含めた関係者とのコミュニケーションと情報共有を促すツールとなりうるような、ガイドライン(プログラム・マトリクス)案について検討することを目的とした。
内容の勘案にあたっては,Bartholomew LK et al.(2006):Planning Health Promotion Programs, an Intervention Mapping ApproachおよびNurit Guttman(2004):Public Health Communication Interventionを参考にした。また,WHOのライフスキル教育の考え方を取り入れ,若年者のrisk-taking behaviorとメンタル・ヘルスという観点から,二つの健康問題を関連させてとりあげる健康教育を提案した。
依存症の問題を抱える個人には,しばしば,薬物やアルコールなどの物質依存とプロセス依存(摂食障害,自傷行為・ギャンブル,恋愛・性依存など)とのクロス・アディクションがみられる。現代社会において依存の病態像は複雑化・多様化しており,そこに,さらに,性の健康リスクをどのように低減するかという健康「課題」が加わる。性や物質依存にかかわる若者の問題を「非行モデル」でとらえない視点の補強は,当事者,健康教育や医療・ケアの提供者の両方にとって,有益であると思われた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] リカバリー・ダイナミクス・プログラム日本導入の意義と可能性-AAプログラムとの共通点・相違点を検討しながら2008

    • 著者名/発表者名
      葛西賢太, 徐淑子
    • 雑誌名

      日本アルコール関連問題学会雑誌 10

      ページ: 83-88

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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